あなたは大丈夫? ~声の老化~

2020年から大きく変わった私たちの生活様式。在宅勤務やソーシャルディスタンス、それに飛沫を気にしたり。いろんな要素が重なり、声を出す機会が減った方も多いのではないでしょうか。

運動不足(筋肉の衰え)を気にされる方は沢山いらっしゃいますが、声はどうでしょう。

実は、声(声帯)も筋肉で、使っていないと衰えるんです。更に恐ろしいことに、声は潜在意識にダイレクトに響くので、私たちの印象に大きな影響を与えます。

 

 

若々しい良い声とは

では、若々しい良い声とは、どんな声でしょうか。決して「大きな声」ではありません。

私は以前、司会者をしていたのですが、そこで習った良い声は

・艶のある声

・よく通る声

・明るい声

これが、良い声です。

こういう声で話していると、若々しく明るく聡明な人という印象を持ってもらえます。それも潜在意識レベルで。

ですので、本当に「声」だけは侮れないんです。

就職面接の際に「何を話すか」を考えている学生さんは本当に多いですが、私は声を磨く方が絶対に合格率が上がると確信しています。←昔、面接官をした経験があり、やはり声の良い子には惹かれますね♪

だって、どんなに良い事を話していても、声が良くないと、相手に響かなかったり、嘘くさく聞こえたり、とても損をしてしまうんですよ。。

そこで、皆さんご自身の声って聴いたことありますか?もしなければ、今はスマホで普通に録音できますよね。ぜひ自分の声がどんな印象か、客観的に聞いてみてください。

 

 

良い声を保つために

では、良い声にするには、どうしたらいいのでしょう。

声(声帯)も筋肉です。正確には、筋肉、靭帯、粘膜で出来ています。ということは、「筋トレ」なんです♪

「キレイな身体にするぞ!」と筋トレをして、今日から身体が引き締まる訳ではないのと同じように、声だって今日からトレーニングをしてすぐに変わるものではありません。

だからこそ!日々意識をして良い声を保つ努力をすることが必要です。

そして、潜在意識にダイレクトに響く声だからこそ、それをする価値があると私は感じています。

 

 

良い声にするトレーニング

良い声にするトレーニングというと、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、一番は姿勢です。

声を出すときの私たちの身体は、楽器と同じです。トランペットの管がおかしな形に曲がっていては、いい音は出ませんし、キレイに響きませんよね?それと同じです。

良い声を出す基本中の基本は、まず「正しい姿勢」です。

猫背の人からキレイな通る声が出ないのは当たり前なんです。だから、とにかく姿勢。これを正しくしましょう。

 

それが出来たら、今度は「あー」でも「おー」でも出しやすい方で、自分が快適に出せる高さの声をお腹から「あーーーーー」と息が続く限りだします。音がブレないように、最初から最後まで一定の音で出せるように がんばってみてください。

これを何度か繰り返したら、今度は「あー」を快適に出せる高さから、鼻に抜ける高音(無理のないギリギリまで)へと音を上げていきます。

これも、最初は高温がかすれるかもしれませんが、気にせず数回繰り返してみてください。

その時に意識していただきたいことは「身体は楽器で、音(声)を響かせる」ということと「安定した一定の声を出す」ということです。

私は、このトレーニングを掃除機をかけながらしたり、洗い物をしながらしたりしています。

当然、これは初歩の初歩で、声のトレーニングは数限りなくありますので、私がここに書いたものでなくとも、YouTubeや雑誌なので見つけて「これ、良さそう」と思うものがあれば、それを実践してみてください♪

 


 

・声は老ける(し、若返る)

・声は潜在意識に響く

・声は人の印象に大きく影響する

だからこそ、美しく年齢を重ねていくためには、肌や髪、体形と同じように声も意識していきたいと私は思っています。

「おばあちゃん」と呼ばれる年齢になるときに、背筋を伸ばして颯爽と歩き、明るい声で話せる女性でありたいと思っています(*^^*)

↓ラジオのパーソナリティーをしていた頃の写真です♪(当時45~46歳)