「五月病」は「心の大掃除」

「五月病」は「心の大掃除」

 

桜の季節が終わって、緑が鮮やかになる爽やかな5月。ですが、「五月病」って、よく耳にしますよね。

昨年、突然のコロナの流行で、大きな変化・不安・我慢 etc.を経験した1年だったかもしれません。

今年は、五月病の症状が出る方が多いのではないかと・・・、五月病には少し早いかもしれませんが、今のうちから準備をしておいていただければ、きっとスムーズに経過していただけると思い、記事にしました。

 

実は五月病は、私たちの心と身体の仕組みから、とても理に適っているんです。

春にふわふわと体がゆるみ、その後に来る5月は、感情をデトックスする時期なんです。

感情をデトックスする=精神的には辛い時期ですが、とても有難い時期でもあります。

 

 

5月の感情

5月頃になると、新陳代謝が急激に活性化されます。そのため、普段は潜んでいる「深い部分の感情」や「古傷」(心理的な傷も含めて)が浮かび上がってきます。

・浮き沈み激しくなる

・いつも以上にイライラする

・落ち込む&長引く

・腹の立つのが ぶり返す 

・ヤル気がなくなる など

こんな感情が、ドワーッと出てくるかもしれません。

それは決して「五月病」という病気ではなく、感情のデトックス(心の掃除)です。

つまり「出てくる」ということは「サヨナラできるチャンス」でもあります。だって、ウ●チだって、汗だって、出るからサヨナラできますよね? 感情だって同じなんです♪

これを知っていると知らないとでは、きっと5月の過ごし方が変わってきますね。

 

 

5月の過ごし方

そんな感情がドワーッと出てくる5月の過ごし方で 気を付けていただきたいことがあります。

それは「無理してポジティブぶるな!」ということです。

 

・腹が立ったら「あー!腹立つ!」

・イライラしたら、イライラしたおす(周りに当たり散らす以外の方法で・・・)

・落ち込んだら、可能な限り落ち込みまくる

こうやって、思い切り出し切ることでサヨナラできます。

無理してポジティブぶるのではなく「そうか、私はこんな感情をずっと溜め込んでたんだ。。」とか「私は今まで、こういう感情に蓋をしてたんだねぇ。。」とか、自分で自分に気付いて、自分で自分を労うんです。

「えー・・・嘘でしょ・・・」と思われたなら、是非とも今年はお試しください。

出し切った後の6月。とんでもなくスカッと爽快です。

 

 

出るものは全て出し切る

咳やクシャミetc. いつも「出るものは出し切る」とお伝えしていますが、それは感情についても同じことです。

熱が出るには理由がある。

ウ●チも、出るには理由がある。

咳もクシャミも、蕁麻疹や湿疹も、出るには必ず理由があり、出る必要があるから出るんです。

そして、それは全て心と身体を元に戻すため、健康な状態を維持するために必要な働きなんです。

心の大掃除と並行して、熱・蕁麻疹・下痢・フケ・体臭etc,というものも出てくる方も少なからずいらっしゃいます。

だから、5月に感情がアップダウンしても、色んな「不調」と思われることが起こっても、それは私達が健やかに生きるために必要なデトックスなんです。

デトックスって身体だけと思っている人が多いですが、実は心もちゃんとデトックスします。

普段、自分を押さえていたり「良い人」「優しい人」ほど、もしかすると5月は辛い時期になるかもしれません。

もし5月に精神的に辛くなったら、どうぞこの記事を思い出してください。

そして「私、こういう感情を溜め込んでたんだ・・・」って気づいて出し切って、素敵な6月を迎えていただけると嬉しいです。

身体の反応は、全て必要なことです。そして「五月病」って、とても有難いデトックス(心の大掃除)なんです♪