その体調不良の原因、まさかのボディーソープ!?

慢性的なダルさや疲労感に悩まされていませんか?もしかしたら、その原因は皮膚にあるかもしれません。

タイトルに「その体調不良の原因、まさかのボディーソープ!?」と書きましたが、ボディーソープetc.の洗剤でゴシゴシと身体(皮膚)をキレイに洗いすぎることと、慢性疲労やダルさと関係があるのは、ご存じでしたか?

私は 全く知らなくて、知った時は 本当に驚きでした。

 

 

皮膚の働き

まず、皮膚の働きをご説明します。

皮膚には

◆ 身体の老廃物を捨てる働き → 排泄作用

◆ 皮膚呼吸をする働き → 呼吸作用

があります。

 

 

皮膚の排泄作用

皮膚に排泄作用があることは ご存じですよね。

汗、蕁麻疹、湿疹、痒みetc.は 皮膚の排泄作用です。これによって、肝臓だけで排泄できなかった毒素を身体の外に出すことができます。

排泄作用の代表選手がアトピーです。アトピーって病気ではなくて、たくさん皮膚の排泄作用を使って出さないといけないものを出している頑張り屋さんの皮膚なんです。

私が「薬を塗って止めずに、出し切りましょう」とお伝えしているのは、この理由からです。

私自身も、よく蕁麻疹が出るのですが、その時は「頑張れ~私♪」と思って、薬は塗らずにポリポリかいて自然に治まるまで出し切ります。

 

 

皮膚の呼吸作用

皮膚の呼吸作用については「皮膚呼吸」として、広く知られていますね。

その皮膚呼吸は 私たちが思っている以上に とても大切です。

「身体の三分の二を火傷すると死に至ってしまう」と聞いた事はありませんか。その理由は、火傷によって 皮膚呼吸ができなくなってしまうからです。

それに、梅雨時ってダルくなったりしませんか?あれも、湿度の高さで皮膚呼吸が妨げられるから起こることなんです。ついでに言うなら、冬の加湿器ガンガンも、程度によりけりで、湿度を上げすぎると皮膚呼吸の妨げになって、呼吸器系の弱い人(喘息の人etc.)は、逆にしんどくなってしまったりするんですね。

皮膚の呼吸作用、大切ですね。

 

 

皮膚とお風呂の関係

ボディーソープetc.の洗剤を使って皮膚をキレイに洗いすぎてしまうと、皮膚の排泄する働きも呼吸する働きも鈍らせてしまいます。

どういうことかと言うと、私たちの皮膚は毎日ちゃんと排泄と呼吸をしています。それなのに、毎日お風呂で洗剤を使って身体をキレイに洗いうというのは、毎日快便なのに更に毎日下剤を飲むようなものです。

毎日快便なのに、毎日下剤を飲むと・・・身体はどうなってしまうでしょう。簡単に想像できますよね?

いろんな機能が狂ってしまって、最終的には下剤を飲まないと出ない身体になってしまう=自分の力だけでは排泄できない鈍い身体になってしまいます。

 

お風呂で洗剤を使うと、鈍い身体になってしまうのですが、お風呂で皮膚の作用を活発にすることもできます。

それは熱いお風呂に短時間浸かること。熱いお風呂etc. 温度差で皮膚を刺激することによって、排泄作用と呼吸作用は活発になります。

疲れているとき、熱いお風呂に入りたくなりませんか? それは、皮膚の排泄作用と呼吸作用を活発にする必要があるからなんです。私たちの身体って本当に正直ですよね。

 


 

毎日入るお風呂で、身体を鈍くもできるし、活発にも出来ます。もし、ダルさや慢性疲労にお悩みでしたら、食事改善とあわせてお風呂改善もされてみてください。