「うちの子、何にもできなくて…」という相談

「うちの子、(家事を)何にもできなくて…。どうしたらできるようになるでしょう。。」←これ、多いんですよ(^-^; と言うか、私は「体質改善」の仕事はしてますけど、子育ての相談は受け付けてないんですけど。。なんか最近「総合窓口」化してきているような(^-^;

 

私自身は、男の子を育てるにあたって、こんな風に思っています。

・家事の出来ない男は時代遅れ

・家事の出来ない男と結婚した嫁は地獄

・家事の出来ない男は仕事も出来ない

ですので、我が家の息子(中学3年生)は、小さい頃から家事を教えてきました。

教えると言っても、「これ、やりなさい!」と言ってさせるのではなく、私が「何か、今日はしんどいからやりたくない」気分の時に「ヘルプミー♪」と 助けを求める感じで、少しずつ少しずつやっていきました。

 

 

ある日突然出来るようにはなりません

結局、「出来ない=やらせてない」だけなんですよ。英語だって逆上がりだって、やってもないのに ある日突然出来るようにはならないですよね?

だから、出来るようになるにはやらないといけない。やらせないといけない。

そりゃ「大人になって家事ができる方が何かとラクよ」とか「家事ができる方が、今の時代はモテるよ」とか、そう言ってする子はラクですよ。でも、うちの息子みたいに「大人になって家事ができる方が何かとラクよ」と言うと「出来なくて困るのは俺で、お母さんじゃないから放っといて~」とか、「家事ができる方が、今の時代はモテるよ」と言ったら「家事以外の部分でモテるようになるからええわ♪」とか言ってくるクソガキもいるわけですよ!←息子の方が正しいっちゃ正しいんんですけどね。

そうなったら、こっちは演技するしかない!(私はそれしか思いつかない…)

具合のよろしくないふりをしたり、忙しいふりをしたり「お願い、今日お風呂洗ってくれんかな…」とか「今日ちょっと洗濯機のスイッチONしてくれんかな」とか、「洗濯物を入れてくれんかな」とか。

・当然 やり方がわからないから教える

・「教えるくらいなら、私がやった方が早いわ!」と思う気持ちと闘う事も多々ある

・当然 最初は上手くできない(お風呂や食器は洗い残しがある)

・洗濯物は、パタパタ叩いて入れてね♪と言っても やらないから、虫も一緒に取り込んだり(^-^;

・洗濯物を干してもらっても、長袖の袖を伸ばさずクチャクチャのまま干すから、乾いてない…

まぁ、いろいろ最初はやらかしてくれますよ♪ 

それでも「ありがとう!助かった(*^^*)」とだけ言えば、息子は悪い気はしない。

そして、次もまたお願いする。それでも出来ない事もある。じゃ、どうするか?

 

 

注意するより、本人に気付かせる

お風呂洗いを例にあげるなら、洗い残しがあるのを「ちゃんと洗えてないやん!」と注意すると「やってやったのに文句言うなや!もうやらん!」となる。そりゃそうだ♪私だってそうだわ。。

だから、息子が洗ってくれた日に、息子に一番風呂に入らせる。「君が洗ってくれた気持ちいいお風呂だから、君が一番に入りなよ♪」って。

お風呂上りに「どうやった?」って聞いても「フツー」としか言わない。それでもOK♪ 何回かこれをやっているうちに、今では洗い残しなくキレイに洗ってくれるようになりました。

そりゃ、長い道のりですよ。でも、今すぐ出来ないと困ることじゃないなら、時間がかかっても気持ちよく出来るようになって欲しいと思うんです。子育てって忍耐ですね~♪

もし、自分で教えるとイライラしてしまう方なんかは、お子さんがスマホをお持ちなら「Google先生に聞いてみな♪」と言えばOKです。最初は一緒に調べても良いんじゃないでしょうか。Google先生に聞いて答えが出ないことは ほぼ無いです! それに、Googleでわからない事を検索して答えを見つけるのは、自分で調べて自分で解決する力もつきます!

一石二鳥ならぬ一石何鳥よ?ってくらい、Google先生にはお世話になっています。

・掃除機の正しいかけかた

・炊飯器でご飯の炊き方

・洗濯機の使い方

・洗濯物のよく乾く干し方

・お風呂の洗い方

・トイレの掃除の仕方

・食事の後に、自分が食べたものくらいは流しに運んで水煮つけようよ

とりあえず、これくらい出来れば一人暮らしをしても困らないし、未来のお嫁さんの「お荷物」にはならないかと、私は思っています。

上記、まだ練習中のもいくつかありますけど♪

 

 

我が家のこだわり

あと、我が家のこだわりは、食事マナーです。息子は好き嫌いが多く本当に困り果てているのですが、それはまぁ、時間がかかっており まだ格闘中です。

私がこだわっているのは

・お箸の持ち方&使い方

・和食の時のマナー

・洋食の時のマナー

この最低限だけは教えておこうと思っています。だって、お箸の持ち方が変な日本人とか、日本人として恥ずかしいですから。

大人になってお箸の持ち方がおかしくても、誰も注意してくれないんですよ。人は見て「この人、お箸の持ち方が変・・・」と思っているだけ。。

大人になってスパゲッティーをズルズルすすって食べても、誰も注意してくれないんですよ。「この人と一緒に食事するの、恥ずかしい。」と思われるだけ。。

大人になってクチャクチャ音を立てて食べていても、誰も注意してくれないんですよ。「この人と一緒に食事したくない。」と思われるだけ。。

もし注意してくれる人がいるなら、それは有難いことです。でも、そういう人はなかなかいませんし。。それに、恥をかくくらいならまだしも、食事のマナーがなっていないというだけで、大きなチャンスを逃すことがあるんです!

 

お箸の持ち方は、小さい頃から教えてきたのですが、それ以外のマナーについては、小学校の高学年になってから本人にきちんと話をしました。

「君は、もう子供じゃなくなるから、今から『大人のマナー』を教えていこうと思うの。これを知ってると知らないでは全く違うし、出来ると出来ないとで大人になってから大きなチャンスを掴めるか逃すかの差がでたりするから。お母さんは、食事のマナーごときで君に損をしたり、恥ずかしい思いをしてほしくないの。食事のマナーが普通にちゃんとできるだけで、とても得をするの。だから、これから教えたり注意することが増えるけど、一緒に覚えて行こうね。」と。

息子も「えー面倒くさー。でも、まぁ・・・うん。」と渋々OKしてくれました。

注意をするときは、なぜそれを注意するのかの理由も話します。そして、それが出来るようになったら「そう言えば、いつの間にか普通にできるようになってるね!がんばったね!絶対に将来『がんばって良かった』って思うときがくるよ!」と、出来るようになったことを必ず褒めます。

常に注意していると息子も嫌気がさしますし喧嘩にもなりかねないので、匙加減が難しいところもあるのですが。。

結局のところ「出来ない=させてない」「出来ない=教えていない」んです。それだけ。やればできるし、教えれば覚えるんです♪

 


 

これだけ偉そうにかきましたけど、うちの息子は まだ全然完璧じゃないですよ?

だからこそ、ゆっくりゆっくり 普通にできるようになる(身につく)まで、折れず腐らず、お互いの機嫌や状況を見ながら教え気付き…を繰り返していく。こんな時間もかかる気も遣う作業、家族じゃないと出来ないですよね♪

「うちの子、なんで何にも出来ないんだろう…」の解決のヒントになると嬉しいです(*^^*)

これ、中学3年の息子です♪
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