【辛口】弱い子供の育て方

以前から気になってはいたのですが、ここ数年は異常に感じます。。

自分の子供に対して「弱い子に育って欲しい」と願う親は、この世に一人もいないでしょう。

ですが、「安全」を意識しすぎるが故に、結果的に弱い子になってしまう…ということが現在起こっています。

2020年の騒動が起こったとき、息子は中学3年生でした。

よく「今年の3年生は可哀想」と言われました。ですが、私は2020年に3歳以下だった子供のほうが、よほど可哀想だと思います。

今日は、かなり辛口になるかもしれませんが、未来ある子供たちに強く育って欲しいと思い、この記事にします。

 

 

こうして子供は弱くなる・・・

「赤ちゃん」と言われる年齢の子供は、まだ免疫が未熟ではあります。

ここで、どう考え、どう行動うするかで未来が大きく変わるのですが。

① 未熟だから守らないと!

② 未熟だから強くなってほしいな♪

この2つの思考と行動が一致していないと・・・「そんなはずじゃなかった・・・」ということになってしまいます(涙)

 

例えば、祖父母が会いに来たとしましょう。

① 未熟だから守らないと!と思うと「マスクしてください!」とか「消毒してください!」とか・・・なりますよね。

そうすると、赤ちゃんは家族以外の雑菌・細菌に触れる機会が減り、免疫を強化するチャンスを奪われるんです。

② 未熟だから強くなってほしいな♪と思っていると、まぁ、水で手洗いくらいはしてくれたら嬉しいけど、しなくても別に「免疫強化にご協力いただいている」と思うと、「どうぞ♪どうぞ♪」ってなります^^

 

毎日シュッシュと除菌殺菌をしているって・・・「もっと人間の身体の本質を見ようよ・・・」と思います。

赤ちゃんは、多くの人や物と触れ合う事で、多くの細菌や微生物に触れ、どんどん免疫(生命力)が強くなっていきます。

赤ちゃんて、なんでも口に入れちゃいますよね?あれだって、私は「赤ちゃん流☆免疫強化術」だと思っています。ですので、我が子のときは止めませんでした♪

ときどきブログでご紹介するエピソードなのですが、息子は2歳くらいのとき、やたらとお風呂のお湯を飲んでいたんです(^-^;

それに対しても、お世話になっていた小児科の先生は「免疫が強くなるから、飲みたいだけ飲ませたら良いよ~。だって熱も出さないし、お腹もこわさないでしょ?」って。確かに♪

お陰で(?)うちの子、ノロとか食中毒とか一切ありませんし、当然今回もコロコロすることはありません。

2009年ころかな?新型インフルエンザの時は、一晩で熱が下がって「さすが!やるねぇ~♪」と小児科医に誉められたくらいです^^
(この先生のお陰で、いまの私と息子があると言っても過言ではありません。もう引退されちゃったのが悲しいですが。。)

 

ですが、今の世の中はどうでしょう。。

「あれ汚い」「これ汚い」と消毒をしまくり、他人との接触を拒み、赤ちゃんが免疫強化をできない状況を親が作り出していませんか。。

親自身も殺菌!消毒!と躍起になって、「多くの細菌や微生物に触れ、免疫を高める」という根本を見失っていませんか。。

いつも野球に例えるのですが、また書かせてください!

「危ないから」「怪我をするから」「泥だらけになるから」と、ずっと家の中に閉じ込めておいた子に、突然「ほら!メジャーリーガ—が来たから野球しておいで!」って言っても、対等に戦えないどころか、練習相手にもなりませんよね?

「いや、まず、親とキャッチボールしとけよ・・・」ってなりますよね(^-^;

なんなら、ちょっと動いただけで「しんどい」だの、ちょっと暑いだけで「熱中症」だのになりませんか。

ですが、泥だらけになって、怪我をしながら野球をして、どんどん強く上手になった子なら「ほら!メジャーリーガーが来たから、野球しておいで♪」って言われたら、緊張しながらもそれなりに野球をして楽しんだり学んだりしますよね。

少し前だって見てください。8月のクッソ暑い中でも高校球児は元気に野球してたじゃないですか。

見えない「菌」について話すとわかりにくいかもしれませんが、実感しやすい「暑さ」に例えるとわかりやすいかもしれませんね。

・ちょっと暑いだけで、すぐに倒れる子供に育てたいか

・35℃超えでも元気に野球ができる強い子に育てたいか

「除菌・殺菌のしすぎ」も、それと同じくらいの差が現れてきます。

だからと言って、急に方向転換しちゃダメですよ☆

ゆっくり、ゆっくり、少しずつ慣れさせて、強くしていくんです。←ここ、間違えないでください^^

私は2013年からこの仕事をしていて感じます。殺菌消毒をよくしている「清潔志向」の家庭のお子さんほど、アトピーやアレルギーが多かったり、毎年ノロにやられたり、すぐ体調を崩したりしているのも事実です。。

 

手指を洗剤で洗って消毒して。。これだって、私達の皮膚は常在菌というバリアで守られているんです。

殺菌消毒をすることで、その守ってくれているバリアを自ら壊しているんです。

「それでも消毒してれば安心」というならそれでいいでしょう。

ただ、ウイルスというのは常に変異を繰り返します。突然変異で強力なウイルスに大変身することだってあります。

そんな時に殺菌消毒だけで乗り切れるはずが無いと、私は思います。

最後の最後に頼れるのは己の免疫だけです。

だから日頃から多くの細菌や微生物に触れ、自分を強くしていくのが大切だと思っています。

それが「生命力」なんじゃないでしょうか。。

 


 

うちの子みたいに「風呂の湯を飲みましょう」とは言いません(笑)

ただ、行き過ぎた除菌・殺菌は、人を弱くしてしまいます。

あ、ちなみにですが、「しょっちゅう病気をします」という相談も多いので、次の記事では「しょっちゅう病気をする子供」について書いてみますね^^

写真は、お風呂のお湯を美味しそうに飲んでた頃↓