自分からすすんで病気になる人

「自分からすすんで病気になる人」とか書くと、なんだか特別なヤヤコシイ人・・・みたいな印象を受けますが、私が10年以上 健康に関する仕事をしてきた中で、病気は かなりの確率で「自分からすすんでなる」ものだと感じています。

まずはじめに、病気には二種類あるというのをご説明します。

 

 

病気には二種類ある

まず一つ目は、身体を健康な状態に保つためになる病気。これの代表が風邪ですね。

身体の使いすぎた部分や、偏りがでた部分を元に戻すために、咳やクシャミが出る。また、ストレスの発散や有害物質のデトックスのために熱や蕁麻疹が出る。

そして二つ目が、今日のお題。自分で病気になる人です。

一番わかりやすいのが登校拒否。

「学校に行きたくない」と思う気持ちと「学校に行かないといけない」という気持ちの間でジレンマが起こる。

そこで素直に「学校に行きたくないから行かない♪」と言えない子は、無意識に「どうやったら学校に行かなくてすむだろう」と考える。その結果、お腹が痛くなったり、熱が出たりする。

これは自分から病気になるわかりやすい例ですが、これ以外も病気はかなりの確率「自分でなる」ものだと感じています。

 

 

自分から病気になる理由

では、なぜわざわざ自分から病気になるのか、不思議ですよね(^-^;

ちなみにですが、病気になっている本人は「辛い」と思っています。なのに何故病気になるか。

それは、「辛い」よりも「メリット」が上回るからです。

・優しくしてもらいたい

・気を引きたい

・仕事(学校)に行きたくない

・家に帰りたくない など

これらは全て「学校に行きたくないからお腹が痛くなる」と同じ原理なんです。

よく、長く入院していて、良くなったと思ったら またすぐ悪化する・・・を繰り返すような方は、これを拗らせた典型だと思います。

なので、まず「辛いよりも重要だと感じるメリットは何?」というのを掘り下げていく必要があります。

過去にガンが消えた例なんですが、とあるお金持ちの奥様がガンになりました。よくよく掘り下げていくと「さみしい。構って欲しい。」というのを解消するためのガンでした。

ここに気付いてから、その方は金銭的にとても余裕のある方でしたので、サクッとご自身のセレクトショップを持つことにしました。

そうすると、

・自分の好きなものに囲まれて

・お客様がいつも来てくれて

「さみしい」「構って欲しい」というのが解消されたんです。そうしたら、ガンは消えました。

こんな感じなんです。これくらい心は身体に影響を与えるんです。

 

もう一つの例は、学校に行きたくないし、家にも居場所がない。。そう感じる人が、入院するレベルの病気をしました。

入院すると、学校にも行かなくていいし、家にも帰らなくていいんです。ただ入院している本人は「辛いから、元気になりたい」と口では言います。ですが、心の深い深いところで「学校に行かなくていい」「家に帰らなくていい」というメリットが「辛い」を上回っている間は、何をどうしても退院できるところまで回復しないんです。。

これを本人にどう気付かせるかは、正直・・・至難の業です。。

土足で心に踏み入るような事をしたら、激怒されますし、遠回しに行くにも、ここまで拗らせるとなかなか難しい部分がありますし。

ようは、本人が本気で(心の底から)治したいと思わない限り治りません♪言い換えるなら、本人が本気で「治す」と決めたら治らない病気は無いと、私は信じています。というのが結論です。

こう言うと、ご家族から「じゃ、そう思うように何とかしてください」なんてお願いされるんですが。。無理です。

はい。私には無理です。

それでも何とかしたいなら、ご自身で考えてみてください。途中、何度も何度も思考停止になって考えるのがイヤになるかもしれません。それでも考え続けてください。

 

 

自分で病気を治すには

自分で何かしらのメリットがあって病気になってしまっている方は、とにかく「なんで?」「どうして?」というのを自分に問いかけてみてください。

「どうして病気になったの?」「どうして、こんなに辛いのに、今の状況を続けるの?」って。

きっと最初は「知らんし」とか、「自分で病気になったんじゃない!」とか「こんなに辛いのに、なんでわかってくれないの!」とか、怒りの感情に支配されるかもしれません。

そうしたら、それを発散してください。

感情は発散すると消えます。

そうすると、今度は次の感情が湧いてきます。例えば・・・「本当に自分のせうなの?」とか「え…だったら私、相当ヤバいやつじゃん。。」とか。

それはそれで、また発散してください。

感情は発散すると消えます。

出しても出しても、まだ出てくる場合は、それだけ過去に溜め込んでいたということなので、とにかく出してください。

感情に良い悪いはありません。喜怒哀楽の全てが必要で大切な感情です。ですので、しっかりと感じて発散をしてください。

これを繰り返していくうちに、あるとき「あ!」と閃くかもしれませんし、何かの拍子に「コレだ!」と気付くかもしれません。

それに気づくことができたら、その「メリット」を感じるために病気以外の方法を見つけてください。それで解決します。

「そんな簡単じゃないんですよ!」って怒られそうですが。。でも、心と身体の繋がりって、複雑なようでシンプルなんです。

こんな事を書いている私だって、決して完璧ではありませんよ。まだまだ成長中です☆

ただ、ほんの少し試してみただけでも、ほんの少し勇気を出しただけでも、人生が激変したんです。だから、この記事がきっかけで、病気を脱出してくれる人が一人でもいたら嬉しいな♡と思います。

 


 

病気には二種類あります。

① 身体を健康な状態に保つためになる病気

② 自分の欲求を満たすために自らなる病気

そのどちらも「自分のせい」です。自分のせいなら、自分で治せるんです。

それを知ってください。

複雑なようでシンプルであり、シンプルなようで複雑であり。

「シンプル」と捉えてサクッと解決するもよし。

「複雑」と捉えてゲーム感覚で攻略していくもよし。

それは、人それぞれの個性によって変わってきます。

病気は治ります。治らない病気はありません。辛いのはわかります。だからこそ、しっかりとご自身と向き合って、明るく楽しい現実を作り出してください。