愛された記憶~だから今 生きている~
私は折に触れ「私の実母は毒親です」というのを書いていますし、今も実母は健在ですが、物理的にも精神的にも距離を置いた生活をしています。
私の場合は とても不思議な出来事があって、気付きもあって、今は罪悪感なく快適に実母と距離を置いた関係を保てています。
だからといって、恨んでいるとかはなく、感謝している部分も当然あります。
今日は、実母との関係に悩まれる方の参考になれば・・・と、私の経験した不思議な出来事と、気付き(愛された記憶)について書いてみます。
不思議な出来事
私は、息子が生まれるまではスピリチュアルを1mmも信じていないような人間でした。でも、息子が生まれて「(亡くなった)ひい婆ちゃんが来てる」とか「お母さんをお空から見てた(結婚前の事を話し始めた)」とか「お空で神様がね~(どうなって生まれてきたか)」とか「(トンネルみたいな滑り台みたいなのを)シュンッて通ってきた」とか、いろんな話をしてくれたので、「そういう世界もあるのかもしれないね・・・」と思い始めて今に至ります。
あるとき、奈良のお寺で坊主頭の男性から声をかけられました。芸人の兵頭さんに似た感じの方でした。
人生で一度もナンパをされたことが無い私・・・。「祝☆人生初ナンパか!?」と思うも残念・・・。いきなり「お母さん、キツイ人でしょ?」と。
えーっ!なに!なに?まじビックリなんですけど!!
思わず「はい。」と返事をすると、「お母さんを大事にしようとか思わなくていいよ。お母さんの近くにいると貴女、潰されます。将来介護なんてしようものなら、貴女が先に死ぬよ。だから、産んで育ててもらったことにだけ感謝をして、もうお母さんに振り回されないように、貴女自身を守るために距離を置きなさい。じゃないと、どうなっても知りませんよ。」と。
その方は、お坊様でした。そのお坊様から「親孝行は素晴らしいことだけど、貴女の場合は、親孝行よりも自分を守らないと、相当ヤバい。」と言われたので、うちの実母は相当ヤバい人なんだと思います(涙)
これがきっかけで、私は実母との距離を置くようにし、イヤな事はイヤ、無理なものは無理とハッキリと断れるようになり、なんと体調だけでなく運気までもが良くなったんですよね^^
だからと言って、私が母から愛されてなかったか?というと、それは違うと思うんです。その理由は、今こうして私が生きているからです^^
愛された記憶
私たち人は、過去に恐ろしいほど残酷な実験をしてきました。
例えば、「人は愛情を知らずに育つとどうなるのか?」というのも、その1つです。
生後6ヶ月から母親(または、その代わりとなる人)が居ない環境で育った子は
・発達が遅れ(または後退し)
・表情がなくなり
・成長が止まり
・運動性も低下し
・2歳までには死に至る
というものです。ブログで書いていても悲しいですね。。
という事は、私は「自分の望む愛情」じゃなかったかもしれません。母は「支配&コントロールしたかった人」ですから、何もできない&母が居ないと生きて行けない赤ちゃんの私は、完全に支配&コントロールできる可愛くてたまらない存在だったんだと思います。
それは、成長するにつれて「あれ?うちの親、なんか違う・・・。」と感じるようにはなりますが、それまでは、沢山言葉もかけてもらって、支配欲/独占欲の強い人でしたから、いつも一緒には居たんですよね。つまり「形はどうであれ」愛情は沢山もらっていたんです。
だから私には「愛された記憶」が潜在意識にあるんです。だから50歳を過ぎた今も、強く逞しく生きている。
大人になって実母との関係に悩んでいる方は多いかもしれません。私もその一人でした。
でも、今日気付いて欲しいんです。あなたが大人になっても生きているのは、赤ちゃんの頃に充分な量の愛情をもらったからなんです。
その愛情の「質」や「表現方法」が、望むものと違ったのかもしれません。ですが「量」はじゅうぶんにもらったんです。だから大人になっても生きていけるんです。←この気付きが、私の人生を変えたといっても過言ではないですね。
三つ子の魂百まで。←素晴らしい言葉だと思います。
三歳までの愛情の量で、その子の人生が決まると言っても言い過ぎじゃないくらい、本当に3歳までは大切です。
・たくさん笑顔を向けられた子
・たくさんおんぶ/抱っこをしてもらった子
・たくさん愛ある言葉をかけてもらった子
・たくさん栄養(心も身体も)を貰った子
・たくさんのものに触れた子(景色や人や菌など全てにおいて)
は、大人になっても強く逞しく育ちます。
ということは、あなたも私も、いまこんな時代に強く逞しく生きているということは、じゅうぶんな量の愛情をもらったんです。そして、その記憶があるから、私の様に母と疎遠でも、お母様が他界された方でも、その後の人生を強く逞しく歩んで行けるんです。
実母とのトラブルを抱えている人の多くは、健在意識に「愛された記憶」はないかもしれません。
でも「潜在意識」には、きちんと刻まれています。その証拠が「あなたが大人になった今も生きている」ということです。
いろいろ納得のいかないことも、腹立つこともあるかもしれません。はい。私だってありますよ♪
それでも、どんな形であれ、大人になっても生きて行けるだけのじゅうぶんな量の愛情をもらったという事実だけは確かです。それだけは受け入れて感謝しましょう^^
そして、自分の子育てに自信のないお母さん♪子供が成長していれば、それで合格☆
子供が望む形かどうかは置いておいて、愛情の量だけはじゅうぶん足りている証拠です♪
今日の私の記事で誰かの心が明るく軽くなれば とても嬉しいです^^
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