老ける食事、若返る食事 ~食とテロメア~

老ける食事、若返る食事 ~食とテロメア~

 

日々の食事がいかに大切かということは、こちらのブログでウザイ程お伝えしていますが(^-^; 本日は、アメリカで発表された研究を元に、現代の「普通の食事」が、いかに細胞レベルで私たちの身体に影響を与えているかをご紹介します。

誰だって若くみられたいし、若くありたいですよね? そこで「年齢」について、ちょっと考えてみてください。

「年齢」とは、私たちが生まれてから何年生きているか?の数字です。それとは別に、細胞の年齢というのを意識したことはありますか? この「細胞の年齢」こそが寿命や健康に直結する「本当の年齢」だと私は思っています。

そして、その細胞の年齢を考えるときに避けて通ることができないのが、次にご紹介する「テロメア」です。

 

 

テロメアとは

「テロメア」って、聞いたことありますか? 「テロメア」とは染色体の端にあるキャップみたいなもののことです。

染色体は、鎖とかロープとかのイメージをしてください。その鎖とか紐がほどけないように、その両端についている小さなプラスチックカバーのようなものが「テロメア」です。 スニーカーの紐の両端に、ほつれないキャップみたいなのがついてますよね?まさに、あのイメージで。

靴紐の両端のプラスチックカバーが、靴紐のほつれを防ぐためにあるように、「テロメア」も細胞をダメージから守る役目があります。 この「テロメア」の状態が、老化の程度を表す「細胞の年齢」ということです。

 

 

テロメアの長さと若さ

先にご説明をしたテロメア。 このテロメアが短い人ほど老化が速く、その反対に長い人ほど老化が緩やかです。 

テロメアが短い細胞は、動きが鈍くなります(老化が速まります)。 それは外見の老化にも現れ、さらには、身体だけではなく精神的にも悪影響を与えます(老化を感じるようになります)。 

また老化によって発症しやすい病気(ガンetc.)にかかる可能性も高まります。

繰り返しになりますが、「テロメア」の長さが「私たちの本当の年齢」です。

では、「テロメア」を長く保つにはどうすれば良いのでしょうか?

 

 

 

テロメアと食事

さぁ、お待たせしました! いよいよ食のお話です。

アメリカで行われた大規模な研究によって、食とテロメアの関係が明らかになりました。

 

■テロメアを短くする食べ物

これは、いつも煩くお伝えしている「砂糖と化学物質」です。

具体的には

・オメガ6脂肪酸(サラダ油、コーン油、ナタネ油、サンフラワー油、大豆油、グレープシードオイルetc.)と、それらを使用した加工品。ファーストフードや市販のドレッシングetc.に多用されています。

・化学物質が多量に使われた、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉や赤身肉。

・砂糖や精製された炭水化物(スイーツや、炭酸飲料・スポーツドリンクetc.の砂糖が大量に使用されているドリンクなど)。

です。上記の摂取は、極力控えた方が良いです。

 

■テロメアを長く保つ食べ物

では、テロメアを長く保つ食べ物は何でしょうか。 答えは上記以外全てなのですが、具体的には

・オメガ3脂肪酸(イワシ、鮭、さば、マグロetc.の魚類、海藻、くるみ)

・野菜、果物、ナッツ類、全粒粉、豆類、植物性たんぱく質

です。

上記は、どれも素晴らしい抗酸化物質やフィトケミカルを多く含んでいます。 つまり、酸化ストレスや炎症を抑える働きがあるということです。

 


 

日々の食事が、私たちの身体を作ります。

何を食べるかも大切ですが、それと同じくらいに「何を食べないか」もとても大切です。