「手」の治癒力 ~人は肌から癒される~

「手」の治癒力 ~人は肌から癒される~

 

私たちの手には、ものすごい治癒力があります。今日は、それを知ってほしくて記事にしてみました。

「手当て」という言葉は、皆さんご存じですよね。手の治癒力とは、まさに「手当て」のことです。文字通り手を当てる。

ただ単に手を当てればいいものではなく、気(心?意識?)を集中して手を当てるのが手当てです。

私は「手当て」と教わったのですが、「波動」と言ったり、「エネルギー」と言ったり、「愉気」と言ったり、いろいろと呼び方はあるようです。

 

 

気を集中する

「気を集中する」と聞くと、なんだか特別な人しかできない事のように感じませんか? 実は私も「気を集中する」なんて、スピリチュアルの先生とか、すごい人だけが出来る「アヤシイこと」のように思っていました。

ですが、実は「気の集中」とは、私たちが日々普通にしていることの1つなんです。

まず、思い出していただきたいのが、お母さんの「痛いの痛いの飛んでいけ~」です。

これ、小さいときに本当に痛みが治まりませんでしたか?

あと、お腹が痛いときも、お母さんにさすってもらったら、痛みが和らいだとかありませんか?

自分でも、痛いところを押さえたり、さすったりすると痛みが和らぐ経験はありませんか?

泣いている子供の背中をさするときもそう。

寝ている子を無意識に撫でるときもそう。

子供を褒めて抱きしめるときもそう。

これらは、無意識に「手当て」をしているんです。

「良くなって」「元気になって」「元に戻れ」「大好き」など、気(心?意識?)を集中して、手から出しているんです。

だから、お母さんの手は 温かくて優しいんだと思います(*^^*)

 

 

集中する威力

なぜ「集中」させるのか? それは、何かを集中することには、とてつもない力があります。

昔、虫眼鏡を使って太陽の光を一点に集めたことがある人!

その光を紙に集めたら、煙が出たのを 覚えていませんか?

太陽の光は、何もしていなければ(集中していなければ)ポカポカと温かいだけですよね。(今の時期は、じりじりと暑いかな(^-^;)

でも、虫眼鏡(レンズ)で集中させると、物を燃やすことがてきるんですよ!

これと同じ原理で、気も集中すると、普通では信じられないようなことが起こるんです。

一番身近な「気を集中する」ことが、先にお話をした お母さんの「痛いの痛いの飛んでいけ~」なんです。

 

 

意識をして活用してみる

無意識でもしている「手当て」を、意識して活用してみませんか?と言うのが今回の本題です。

・子供が元気がないときは、抱きしめて背中を撫でてあげる

・パートナーや友人が元気がないときも、やさしく触れてみる

・自分で自分も、さすってみる

「なでる」「さする」「ふれる」これだけでも、実はとてつもないパワー(治癒力)があります。

それは、肉体的な傷や痛みにも効果がありますし、心にも素晴らしい影響を与えてくれます。

 

自分の心がモヤモヤしたら、胸に手を当ててみてください。

それだけでも、変化を感じていただけるはずです。

 

子供も、小さいお子さんはいつでもどこでも「手当て」をさせてくれるでしょうが、思春期を迎えた反抗期真っ盛りのお子さんの場合は、無理やりすると逆効果になりかねませんので、そんな時は、ぐっすり眠った後にコッソリとするのがオススメです。
(私は、こうしています。)

家族や友人が元気がない時も、「何か元気になる言葉を・・・」と考えるよりも、ただただ背中をさすったり、優しく触れるだけの方が効果があったりします。

そして、それにも増してスゴイのが、「手当て」は される方だけではなく、する方にも その効果が得られます。

誰かを癒したいと思ってした行為で 自分も癒される。そんな素晴らしい効果があります。

 


 

私たちの手には、とてつもないパワー(治癒力)が秘められています。それは、特別な人だけではなく誰にでも同じようにある力です。

そしてそれは、肉体的な傷のみならず、心をも癒すパワーを持っているんです。

今、コロナの影響で時代が大きな変化をしています。もしかしたらストレスで心と身体のバランスが崩れている人も多いかもしれません。

「手当て」は、無料です。誰でもできます。いつでも出来ます。だから、ぜひ有効に活用していきたいですね(*^^*)