多くの日本人が患う「失敗したくない」病
多くの日本人が患う「失敗したくない」病
ひょんなことから、ちょっと英語を教えることになりました。そこで改めて「この病気、相当ヤバい」と気付いたので、今日はそれを記事にしてみます。
日本人て皆「正しい英語」を話そうとすることに必死すぎて、英語を話す本来の目的を見失っていますね。。
そして「失敗したくない」病を患っていますね・・・。
「失敗したくない」病
失敗は、誰だってしたくない。だけど、この病気を患っていると、挑戦ができなくなるんです。
失敗したくないから挑戦しないんです。
恋愛だと→フラれたくないから告白しない。
語学だと→間違いたくないから積極的に話さない。
試験だと→1級を受けたいけど、落ちたくないから受けない or レベルを下げて受ける。
こんな感じです。
これだと、絶対にイイ男&イイ女にはなれないですし、カッコイイ大人にもなれません。
たくさん挑戦&失敗を繰り返した人は、本当に魅力的でカッコイイ☆それは男性も女性も同じ。
具体的に、今回は英語を例にあげて説明してみますね♪
本来の目的を見失わせる「失敗したくない」病
英語を話す本来の目的って「通じること」と「コミュニケーションをとる事」ですよね?ということは、自分の意思/意図が正しく通じれば、正しくない文法だって無問題!ではないでしょうか。
ここで英語で書いてもアレなんで、日本語で例えますね♪
あなたが こんな質問をされたとします「休みの日は、何をしていますか?」
さぁ、ここで多くの日本人は正しい英語で答えようとします。具体的には、こんな感じ。
「私は 休みの日は 友人と京都や奈良の歴史的建造物が多くある地域に出かけることが多いです。ですが、時には一人で出かけることもあります。」←これ、正しいけど、不自然じゃないですか?
そして、この文章を頭で組み立てるにあたり
・「『友人』かな『友達』かな『友人たち』かな・・・どれが正しい?」と悩んだり←どれでもOK♪
・「『京都や奈良の』か『京都と奈良の』か、どっちだろう・・・。」と悩んだり←「や」でも「の」でも通じるさ!
・「『私は休みの日は』と『休日に私は』と、どっちが正しい?」と悩んだり←どっちでもOK♪
・「二つの文章に分けるより、一文で喋った方がいいのかな?」←いや、通じたらどうでも良いのさ♪
そして、散々悩んだ挙句に、やたらと「正しい」を意識しすぎた、スーパー不自然な文章を仕上げます(^-^;
スーパー不自然ならまだしも、悩みすぎて迷宮入りして、結局仕上がった文章がスーパー頓珍漢☆なときもあります。←これ、かなり重症患者(^-^;
そして、考えたものの「間違えたくない」とか「間違っていたら恥ずかしい」という理由で、積極的に話さない。黙ってしまったり、ゴニョゴニョと聞き取りにくくなる。←下手な奴ほど声を張れ!←むかし私が言われたこと♪
それに、散々悩んで「間違いたくない」に支配されているから、相手が返事を待って退屈してるのにも気付かないという残念さ・・・。
でもね、この「休みの日は、何をしていますか?」に対して、こんな風に言ったら どうですか?
「ワタシお寺 好き。奈良、京都、行くます何回も。ときどき一人、ときどき友達。」
ちょっと、どうよ?????
これなんです!文法からしたらダメダメですけど、先に書いた 文法が正しい文章と比べて、どっちがスッと入ってきますか?どっちが伝わりやすいですか?
これに気付かず「間違いたくない」に支配されて、結局 間違っている方が本当に多いんです。
上達もしないし、本末転倒だと思いませんか?
世界中で、日本人が語学の上達速度が一番遅いんですって。それも群を抜いてダメなんですって。
本来の目的を見失うほどに「失敗したくない」病に侵されてしまっているからじゃないでしょうか。
「失敗したくない」病を克服するために
「失敗したくない」病を克服するには、失敗するのが一番です♪ 随分と洗治療のように聞こえるかもしれませんが、失敗したらわかります「失敗しても・・・あら、意外と平気♪」と。
それにね、皮膚だって、転んで擦りむいて・・・をすると痛いですよね?だから怪我はしたくないですよね?
でも、何度も何度も擦りむいているうちに、皮膚ってビックリするくらい強くなりませんか?
私の息子は、サッカーのゴールキーパーをしていて、擦り傷が絶えなかったんですけど、いつの間にか前より激しいプレーをしているのに、前より擦り傷が減っていて&治りも早くなっていて「人間の身体スゲェー!!」と感動しているくらいです♪
心だって同じで、失敗したくない気持ちを乗り越えて挑戦をして、失敗してもまた挑戦をして。そうしているうちに、必ず成功に近付きますし、失敗したときのダメージも少なくなってくる。
私だって、これだけ偉そうに書くからには、どんだけダイエットに失敗したと思いますか?
それに、イベントの告知をしても、お申込みくださったのが お一人とか…ありましたよ(涙)
何かを売り出しても誰も買ってくれない~とか、ありましたよ(涙)
心は「ズッコケて大量出血」ですよ!!でも、そこで血が止まるまで「痛い!痛いぃ~っ!」とのたうち回って 痛みが治まったら また挑戦したんです。なんで?
これまでも失敗をすることで成功へのヒントを掴んだり、いろんな気付きがあって成長したから!そして、普通の人よりアホだから♪
賢い人は、アレコレ考えてしまって病気が重症化しますが、おバカは あまり考えないので、何回コケても立ち上がってまた歩き出せるんですよ。
そしてそのうち、何かの拍子に成功してしまう♪。成功したときの喜びと達成感を知ってしまったら、もう怖いものなし♪
コケたら血も出るし痛いよ。心も同じ。フツーに凹むさ。でも、その「痛い」にビビッて動けないのは、私は悲しいと思う。だって人は変われるし、人は強くなれるし、人生は限りがあって一度きりですから♪
実は、昨日息子が「結果が怖い」という気持ちを乗り越えて、勇気を出して挑戦したんです。上手く行く可能性の方が断然低い挑戦です。
それでも「シュートも打たんと入らんし、宝くじも買わな当たらんし、やってみるわ。」と挑戦をしました。
前日は「ダルイ」だの「やっぱり止めようかな…」だの、ウダウダ言っていましたが、「止めたかったら止めたらいいよ。君の人生やから君が決めたらいい。決まったら教えて。止めるならちゃんと連絡しないといけないし。」と言ったら「いや、行くのは行く。」ですって♪
「結果はどうであれ、勇気を出して挑戦するだけで100点満点やと お母さんは思うよ。とにかく君らしく楽しんでおいで♪」と送り出しました。
うん、結果はどうでもいい。挑戦した息子の姿を誇らしく思いました(*^^*)
結局・・・結果はOKだったんですけど、息子本人が「合わん」と。「な、なんですと!!!」と叫びたい気持ちを抑え、ちょっと眩暈がしそうなのを堪え「そっか、合わないってわかって良かったね♪」で完結。
これだって、挑戦していなければ、ずっと気になって、ずっと憧れていたと思うんです。勇気を出して挑戦したからこその結果。良かったと思っています。
あなたは「失敗したくない」病にかかっていませんか?この病気を克服した先に素晴らしい世界が待ってますよ☆
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