明治生まれの祖祖母から聞いた、昔のお産

明治生まれの祖祖母から聞いた、昔のお産

 

私の祖祖母(ひぃお婆ちゃん)は、明治生まれで、私が二十歳の時まで健在でした。

その祖祖母から聞いた「昔のお産」の話は、今も覚えています。

 

 

昔のお産

ひぃお婆ちゃんの時代は、お産は病院ではなく自宅で産婆さんがきて出産をしていたそうです。そこまでは、きっと皆さんご存知ですよね。

出産後は、薄暗い納屋に2~3週間隔離されて、何も出来ないそうです。その間、赤ちゃんは乳母が見てくれていたそう。

この話を聞いて、どう思いますか?

私は「やっと生まれた赤ちゃんと離れるなんて悲しい。。」って思いました。でも、この「納屋に隔離」には、女性の身体のためには有難い、ものすごい秘密があるんです!

 

 

昔の産後の過ごし方

納屋に隔離されるという事は、ただ寝ているしかすることがないそうですね。しかも薄暗い。

この「薄暗い」と「寝てるだけ」が、ものすごいポイントなんです!

 

産後は、目を使うことが一番良くないそうです。一番良くないとは、産後の身体の回復に悪影響という意味です。

だから、薄暗い何もないところで過ごすのは、産後の女性の身体にとっては、最高に素晴らしい「回復法」の一つです。

 

産後の身体の回復と言えば、骨盤も気になりますよね。

産後の骨盤は、寝ていたら勝手に元に戻るそうです。逆に言うと、寝ていないと戻らない・・・。

だから、出産後は納屋で隔離されて寝たきりというのは、産後の骨盤のためには最高の環境です。

全てが理にかなっている訳ですね。

 

 

現代のお産の問題点

という事は・・・現代のお産はどうでしょう?出産後は、すぐにテレビもスマホもあって、部屋も明るい。

この状況で過ごすことは、女性の身体の回復を妨げます。

 

また、出産後すぐに自分で赤ちゃんのお世話をしたり、沐浴をしたり、来客(お見舞い)があったりと、ずっと寝て休めないママが多いですよね?

私も、そうでした。。

 

現代のお産は、衛生的で安全かもしれません。ですが、本来の人間の身体の回復力を発揮できない状況になってきているのは、とても悲しい現実です。。

 

 

産後の「これだけは、騙されたと思ってやってみて!」

赤ちゃんを産んだあと、いくら身体に良いからと言って、今の時代、2週間も納屋に籠れる人なんて居ませんよね。。

そこで!現代でも出来ることの中から2つご紹介します。

 

① 産後は 2週間は髪を洗わない!

産後2週間、髪を洗わないでいると、ものすごく子宮と身体の回復が早くなるそうです。ブラッシングも出来るだけ控える。

とにかく、頭皮の刺激(水、シャンプー、ブラッシングetc.)をなくすことで、驚くほどイイ感じに回復します。

「臭くならないんですか?」と聞かれますが、お産は人生最大のデトックス!なので、産後はお風呂に入らなくても、髪を洗わなくても、不思議なくらい臭くなりません。

 

② 産後は、テレビ・スマホは見ない!

産後は目をつかってはいけないので、テレビ・スマホは、我慢がまんのガマンの子。雑誌や本はOKです。

部屋の明かりも、可能な限り薄暗めがオススメ。

SNSで「産まれました♡」と報告もしたいし、たくさん写真も撮りたいし、お祝いのメッセージに返信もしたいし…。その気持ちはわかります!

今の時代、完全にSNSやスマホをしないでいると心配されてしまいますよね。ですので、完全にゼロにしなくてOKですが、可能な限り減らす努力をしてみてください。

 

この2つ、騙されたと思ってやってみてください。実際に2人目以降のお産で実践してくださった方からは「全然違います!」とのご報告をいただいています♪(1人目だと比べようがないですもんね)

 


 

昔の生活は、やっぱりスゴイ!

大正生まれの祖母は、今も健在ですので、これからも沢山教わって、皆さんにご紹介させていただきます。