95歳の祖母と「今年が最後」詐欺
95歳の祖母と「今年が最後」詐欺
昨年、祖母(95歳)が大腿骨骨折で入院をしました。
この年で入院なんてしたら、普通は寝たきりになって・・・と思ってしまうところですが、私の祖母はリハビリを頑張りコロナ禍の中、退院しました♪
リハビリの様子はコチラの記事「94歳の乙女」でご紹介をしたのですが、コロナにも負けない祖母に日々驚かされています。
「今年が最後」詐欺?
80歳になった頃から、誕生日や敬老の日などのイベントには、本人自ら「今年が最後かもしれないから、集まるように♪」とのお達しがあり、毎年毎年「今年が最後」と言い続けて10年以上。。我が家では、これを「死ぬ死ぬ詐欺」と呼んでいます。
90歳を過ぎてからは「今年が本当に最後」と「本当に」が入るようになりましたが、今の所、これも嬉しいことに「本当」になっていません。家族全員で「はいはい『本当に』最後ね。集まりますよ♪」と言いながら、孫・ひ孫が終結して大騒ぎをしています。
こういう「詐欺」は大歓迎で、今年も来年も元気で「今年が本当に最後」と詐欺を働いて欲しいと思っています(*^^*)
コロナと祖母
コロナが現れて、さすがに95歳の祖母のところに行くのは・・・と思い、時々電話をしていたのですが。。
ある日祖母から「いつ遊びにくるの?」と。しかもこの時、緊急事態宣言中!!
「コロナがあるから・・・と思ってるねんけど?」というと、「もう95歳やし、コロナがあろうが無かろうが、どうせもうすぐ死ぬから、遊びに来て顔を見せてくれるほうが嬉しい。」と。
本人がそう言うなら・・・ということで、孫・ひ孫で一気に集結しないように、チョロチョロと遊びに行くようにしました。
祖母いわく「もう、この年まで生きたら、コロナなんか怖くない。なったらなった時。」だそう。
この人、本当に強い!と、改めて感心させられることだらけです。
皆仕事や家庭があり、住んでいるところもバラバラなので、正月、誕生日、お盆、敬老の日の4回は集まろう♪ってことになっているのですが、コロナのせいで、これをバラけさせることとなりました。
いつもは年に4回のイベントで、皆が帰ったあと、祖母はとても寂しかったそうです。でも、「蜜」を避けるためにしてからは 2週間に1回くらい誰かがくるようになって、祖母は「コロナの前より楽しくなった♪」と言っています。
どんな時でも、いい事に目を向けて、どこまでも強くポジティブなこの女性は、いつまでも私のお手本です。
この人(祖母)から習った事を、今後もブログやテキストを通して皆様にお伝えしていきますね♪
※写真は、3年目のひいお婆ちゃん&ひ孫♪
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