時間は戻らない ~受験生の母の想い~

2020年7月10日

時間は戻らない ~受験生の母の想い~

 

私が子育てで(いや、生きていく上で)大切にしている軸の1つが「時間は戻らない」ということです。

・子供が夜泣きでギャーギャー泣いてても、それもいつかは終わります

・大変な離乳食やトイレトレーニングも、いつかは終わります

・抱っこ!抱っこ!も、いつかは抱っこできないほど大きく成長します

・栄養を全部吸い取られてフラフラになる授乳だって、必ず終わりがきます

・そして何より「子育て」にも終わりがあります

だから、どんなに辛いと感じることがあっても、辛さも楽しさも全力感じよう!と、いつも思って子育てをしてきました。

それを息子が中学3年生になった今、「子育ても終盤」というのをひしひしと感じています。

そろそろ周りは高校受験でザワザワしてきています。その中で、とても不思議に(残念に?)感じることがあったので、今日は記事を書きました。

 

 

公立か私立か

私の息子の学校では、公立高校が異常な人気です。

息子は弱小サッカー部に所属していて「高校は絶対にサッカーの強い学校に行きたい!」と言っているので、私はサッカーの強い私立に行かせようと思っていますし、息子もそのつもりで準備をしています。

ただ、周りは「絶対に公立!」と言われて、サッカーが好きなのに希望の高校に行けないどころか、受験すらさせてもらえない子が沢山いるそうです。。

そりゃ、明らかに学力が足りない・・・とかなら、自業自得ですけど、学力は 希望校の合格に達しているにもかかわらず、親からOKをもらえないそうです。←自分の高校受験と重なって、涙が出そうになる。。

それとなく親御さんに聞いてみると「だって学費とか、めっちゃかかるじゃないですか!」と。

確かに。ただ単に学費を比べると雲泥の差です。

でも、その分 私立は「手厚い」と思います。実際にインターナショナルスクールに通わせていた私は、公立との差に驚いています。そして今、その「差」に お金を払う価値は十分あると感じています。

お金だって、よく考えて電卓をたたけば、公立に行って塾に通うくらいなら、私立(塾に行く必要がないほどサポートしてくれるところ)に行くのと全く変わらないと思います。

それに、子供に「あの時、あの高校に行きたかった」とか「あの時あの高校に行ってたらどうなってただろう」とか、そんな事を思わせたくないんです。

だって「時間は戻らない」から。

 

 

お金と時間

私は、息子には基本的に「したい事は全部させる」主義です。ですので、他のお家と比べると貯蓄額は恐ろしく少ないかもしれません。

ただ、それでも私が前を向いて進み続けられるのは「時間は戻らないけど、お金は無くなっても入ってくる」と知っているからです。

お金なんて、どうにでもなります。いや、どうにでもしてみせます♪

仕事をすれば収入があるし、仕事が無ければ自分で作ればいい!

仕事をしても足りなければ、他で入ってくる手段を考えれば良いですし、それでも無理なら国の制度を利用するのも有ですし、こんな事を書いたら叩かれるかもしれませんが、女に生まれたんだったら、お金持ち男性を誑かす魅力のある人は、それを使うもOKじゃないでしょうか。

 

私、普段は めちゃくちゃケチです。恐らく関西で(いや、日本で?)もトップクラスの「超」がつくドケチだと自負しています♪ ま、言葉があれなら「清貧をモットーに生きてます」くらいの方がキレイなのかしら(^-^;

だから、出す価値のないお金は1円も払いたくないんです。でも、使う価値のあるお金は、ドドーンと気持ちよく出します。

この世で一番価値のあるお金の使い道は「未来ある子供への投資」だと思います。

投資したからといって、リターンがあるとは限りません。それでも親の単なる「自己満足」で投資したいと思うんです(*^^*)

投資の世界で100%確実に大きくリターンのある投資なんて、恐らくほぼ無いに等しいですよね?(上手に裏の情報を握れば別だけど、下手したらお縄じゃん?)

どうせ、どっちみち「不透明」なら、自分が生んで育てたこの子に投資するのが、どんな結果になっても一番清々しいわ☆と思っています。

お金は使っても無くなっても、また入ってくる!でも時間は過ぎたら二度と戻らないんです♪

何かを選択しないといけないとき、この想いを軸に答えを出すようにしています。

 

 

受験生の皆へ

最後に息子と同じ受験戦の皆へ、

公立か私立か、それとももっと他の道か。

選択肢は無限にあるでしょう。その中から「お金」を理由に願いが叶わない。そんな子が一人でも減ってくれると嬉しいと願っています。

ただね、もし「お金」を理由に、希望の進路に進めなくても、そこで折れるんじゃないよ!腐るんじゃないよ!

だって、今この記事を書いてる私は、高校も「お金」を理由に行きたいところに行けず、大学も行かせてもらえず、留学もさせてもらえず、希望の職業に就く事もできずに大人になったの。

でもね、そこから自分でお金を貯めて28歳から海外の大学に進学したの。

親がさせてくれなかったら、自分の力ですればいいし、君たちは何だってできる可能性を持っているんです♪

だから、どんな進路で、どんな状況でも、自分が折れず腐らずに居れば、必ず未来は開けるから、親のせいにせず、お金のせいにせず、自分で自分の未来を切り開ける大人になってくださいね。

オバチャン、応援してるから!!!!!

 


 

・時間は戻らない

・お金を理由に子供の未来の扉を閉ざさない

母子家庭のお母さんの意地とでもいうのかな(^-^;

それでも不安。それでも足りないもの(お金)は足りない!そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ちょっと(いや、かなり?)勇気が要りますが、もしご希望いただけるなら、我が家の時間とお金事情も公開してみようと思います♪