地震で再確認「一番大切なこと」

2022年9月6日

地震で再確認「一番大切なこと」

 

2018年6月18日に、大阪の地震がありました。

我が家は震度5(強か弱かは忘れた…)でした。

まさか、一年後の同じ日に新潟で地震があるなんて…。

とにかく昨年の私たちは無事だったので、その時に息子と話したことがあります。

 

 

一番大切なこと

これは、私が昔 オーストラリアでFirst Aiderの資格(応急処置や救急手当が出来る資格)を取ったときに習った事です。

「一番大切なこと」それは・・・

・自分の命を守ること

・自分の安全を確保すること

 

誰かの役に立つとか

誰かを助けるとか

物を大切にするとか

それは、日々の生活の中では とても大切で良い事だと思います。

ですが、震災etc.いざとなった時には、一番大切なのは

・自分の命を守ること

・自分の安全を確保すること

です。

 

そのためには、邪魔になるものは、たとえ高価なものでも、大切な学校の物でも、全て置いて逃げて良いんです。

助け合う事は大切です。

優しい心や正義感は 素晴らしいことです!

でも、それで自分の命が危なくなるなら・・・本気で「逃げなきゃ死ぬ!」と感じるなら、たとえ罪悪感を感じようと、後で後悔するかもしれなくても、自分の命を守る事を優先させてもいいんです。

だって、考えてみてください。

自衛隊や救急隊員の方たちだって、自分たちの安全が確保できない状況では、どんなに救助を待っている人がいるのがわかっていても、救助活動はしませんよね。

助け合うのは、命が助かってからでいい。

誰かに優しくするのも、命が助かってからでいい。

命があれば、また買える。

命があれば、やり直せる!

命があれば、何だってできる!

だから、とにかく自分の命を一番大切にしなさい。

 

これを再確認した昨年の地震でした。

一年経って、改めて「大切なこと」覚えておいてね、と息子と話をしました。

 


 

余談ですが、オーストラリアで習ったことなのですが、First Aiderの資格があった頃は、常に人工呼吸用のゴムのマウスピースとゴム手袋をバッグの中に入れていました。

ですが、バッグを変えると忘れることだってあります。

もし、目の前で誰かが血を流して倒れていたとして。。

でも、今日に限ってゴム手袋がない!そんな時は、まず救急車を呼ぶ。

周りを探しても、ゴム手袋を持っている人、売っている場所がない!

そうなった時は、リスクを冒してまで止血etc.の救助はするな、と習いました。

素手で血液に触れる危険性については、世界では もう「平和ボケ」していられない状況になっています。

とにかく救急車を呼ぶ。そして、周りに救助出来る人が居ないか叫ぶ。

自分のリスクのない範囲で出来る限りのことをするんだと。

これを習ったときは「なんか寂しい気がする…」なんて感じていましたが、それでも昨年のような大きな地震があったりすると、「やはり、自分の命が一番大切」と改めて気付きます。

今年も一年、あなたと私と世界の皆さんが 平和に安全に過ごせますように。。