女性に知ってほしい「本当の冷え性」

女性に知ってほしい「本当の冷え性」

 

 

手足の冷えを気にされる方はとても多いですが、手足が冷たいことと「冷え性」は全く別物です。

そもそも「冷え性」って何?というのから知ってください。

 

冷え性(参考:Wikipedia)

① 冷えの多い部位は足(脚)と手で、冬季と就寝前に強まる

② 皮膚温が低いことが冷感を感じやすいことに直接つながらない

③ 身体的特徴(身長、体重、BMI など)と冷感との関連性は認められない

④ 女性は男性に比べて皮下脂肪が多いが、熱を通しにくい脂肪は、一旦冷えると温まりにくい

⑤ 西洋医学的には、病態として統一的な定義は確立していない

こんな感じです。いまいちピンと来ないのは、私だけでしょうか。。

 

 

冬に手足が冷たくなるには理由がある

冬に手足が冷たくなるのには、きちんとした理由があります。

それは、胴体(大切な臓器のある場所)の体温を保持するため。

手足の末端まで血液を流すと、そこで血液は冷えてしまい、その冷えた血液が胴体に戻ることで、体温が下がってしまいます。

ですので、冬場は手足の末端の血管を収縮させ、血液が冷えないように(胴体の体温が下がらないように)私たちの身体は自然と工夫をしています。

という事は、手足が冷たい事は何も悪くないんです。

ちなみに、夜寝る前に手足が冷たくても、お布団に入って自然に温まるなら全く問題ありません。

では、何がいけないか?

 

 

本当の「冷え症」は内臓の冷え

本当に気にしてほしいのは「内臓の冷え」です。

体温を測っていますか?

ご自身の体温を測っていただいて、36度未満の方は全員アウトです。

代謝の面からも、免疫の面からも、全てにおいて、体温が低い(胴体の温度が低い)というのは、とても良くありません。

 

体温が低いと(特に胴体の温度が低いと)

× 代謝がさがって、太りやすくなります。

× 免疫が下がり、インフルエンザやノロetc.の ウイルス性の病気に感染しやすくなります。

× いつも疲れたような感じになります。

× やる気が出ない(気分が上がらない)感じになります。

× 便秘や下痢など、腸のトラブルの原因となります。

など、とにかく百害あって一利なし!です。

 

 

体温(胴体の温度)を上げる

これも、何度もしつこく書きますが、体温を上げる方法で一番手っ取り早いのが入浴です。

シャワーは効果がありません。

毎日湯船に浸かってください。

温度は、あなたが「気持ち良い」と感じる温度です。

時間は「あぁ~満足」と感じる時間です。

ぬるいお風呂に長く浸かりたい日もあるでしょう。

熱いお風呂に短時間浸かりたい日もあるでしょう。

ぬるいお風呂から、どんどん熱くするのが良い日もあるでしょう。

その、どれが正しいかは、あなたの身体が教えてくれます。

 

しっかりと身体の声を聴いて、世間の「一般常識」に惑わされることなく、あなただけの「正解」を見つけてください。

 


 

冷え性は、西洋医学的には「病気」ではありませんが、病気を引き起こす大きな要因の一つです。

私の体温は36.5℃以上をキープできる身体になりました。それからずっと

・インフルエンザの予防接種はした事がありません(これは昔からずっと)

・手洗いうがいも徹底していません(水で手を洗うだけで、洗剤や消毒液は使いません)

・外出でマスクもしていません

・人混みもガンガン出て行きます(毎朝満員電車に乗っています)

ですが、もう10年以上インフルエンザにかかっていません。

おそらく、免疫が相当あがっているんだと思います。

 

冷え性。一番気にしてほしいのは「内臓の冷え」です。

しっかりと体温を上げていきましょう。