お婆ちゃんに習った「お盆の過ごし方」

お婆ちゃんに習った「お盆の過ごし方」

 

お盆の過ごし方で、祖母から毎年言われていたことがあります。

それは

① 水辺には近寄らない

② 生ものは食べない

③ 心静かに過ごす

 

 

お盆の過ごし方①水辺には近寄らない

これは、祖母の言葉で言うなら「魑魅魍魎に足を引っ張られて、連れていかれる。」そうです。

私は、小さい頃は「この頃になると、海にクラゲが増えるからじゃないの?」と思っていたのですが、それでも昨今の お盆の時期の水の事故のニュースを見ると、まんざら嘘でもないのかな・・・と思ったりもします。

 

 

お盆の過ごし方②生ものは食べない

これは、「殺生をしない」という事に繋がるのかもしれませんが、「だったら加熱しててもNGでしょ?」なんて思っていました。

恐らく、昔の生活の知恵で、お盆の時期になると暑さで内臓も疲れてくる=免疫も落ちる。

だから、食中毒の危険性のあるものは、食べないでおきましょう、という事ではないかと解釈しています。

 

 

お盆の過ごし方③心静かに過ごす

これは、「心静かに過ごして、ご先祖様を敬う」と祖母は教えてくれました。

この時期にお墓参りをする方も多いと思います。

ただ、近年ほど暑いと・・・無理をしてお盆にお墓参りをしなくても、仏壇に手を合わせたり、ご先祖様を思い出して感謝したり、それでも大丈夫なんじゃないかな、なんて思ったりもしています。

「心静かに」とありますが、お盆は 心も身体も残暑を乗り切るためにメンテナンスをする時期と、私は受け取っています。

 


 

お盆の過ごし方は、いろいろあれど、私はこの3つは、ずっと守っています。

メモをしたわけでもありませんが、小さい頃から毎年聞いていたので、頭の中に残っています。

小さい頃は祖母の言うことに「なんで?」とか「なんやねん、それ!」とか、訳の分からない事だらけでした。

ですが、この仕事を始めてから、昔の生活の知恵には、私たちの心と身体にとって「とても理に適っている」ことが多い事を知りました。

また、季節ごとに祖母の言葉を思い出したら、お伝えさせていただきますね♪

 

小さい頃、祖母の家に飾ってあった 盆提灯 が大好きでした(*^^*)

ずーっと眺めていて「飽きないの?」と、いつも不思議がられた記憶があります。