果物・野菜 見た目に惑わされないで!

2022年6月14日

果物・野菜 見た目に惑わされないで!

 

今日は、りんごを例にとって、果物や野菜の今についてお話をします。

40代以上の方なら、一度は「あれ?」と不思議に感じたことがあると思うのですが、最近のりんごは、切っても すぐに茶色くならないと思いませんか?

私が小さかった頃は、りんごは切ったらすぐに茶色くなってしまっていて、それが嫌でした。

だからと言って、塩水やレモン水をに浸けられたりんごは、もっと苦手でした。。

 

 

どうしてりんごは切ったら茶色くなるの?

りんごを切ってしばらくすると断面が茶色くなってしまいます。

すりおろした離乳食なんて、あっという間に全体が茶色くなってしまいました。

なぜりんごは茶色くなってしまうのでしょうか?

りんごにはポリフェノールという物質が含まれています。

これは、イソフラボンやカテキンといった、植物が光合成を行うときにできる物質の総称で、りんごのみならずほとんどの植物に含まれています。

また、そのポリフェノールの酸化を促進する酸化酵素というものも含まれています。

ポリフェノールが空気に触れると、酸化酵素のはたらきによって茶色くなってしまいます。

ですので、りんごを切ると断面が空気に触れ、茶色くなるのです。

ここまで読んでいただいて・・・「あれ?」と思いましたか。

 

最近のリンゴは、茶色くなりにくい。つまり、ポリフェノールなどの栄養が昔に比べて減っているという事です。

 

見た目はキレイで、傷もありません。大きさも立派です。でも、切ったら・・・どうですか?

塩水につけなくても、レモンをかけなくても、そんなにすぐに茶色くならないりんご・・・とっても多いですよね。

 

 

良いりんごは、こうして選ぶ

サロンのお客様と、よく塩で実験をする選び方なのですが、とてもオモシロイことがわかりますので、興味のある方は是非ともお試しください。
↓↓↓↓↓
自分に合う食べ物の選び方

スーパーで
・1つ数百円する立派なリンゴ
・段ボールで山積みされた傷だらけの安いリンゴ

さぁ、先にご紹介した「自分に合う食べ物の選び方」で選んでみてください。

えっ!?
安い方が強い子!?

最初は自分の感覚を信じられませんでした。ですので試しに両方買ったら、やはり安い方が美味しくて、おまけに切ってから茶色くなるまでの時間も早かったです。

そう、安くて傷だらけの方が栄養価もエネルギーも高かったんです!とっても良い買い物ができました。

※ 当然、高いリンゴの方が栄養価もエネルギーも高い場合も多々あります♪

 


 

お呼ばれの際の手土産etc. お相手が見た目が重要視される方の場合は、こんな選び方はせずにガッツリ見た目だけで選ぶ時だってあります。

ですが、自分が毎日食べるものは、見た目だけに惑わされないで「本当に良い物」を選ぶようにしています。

これは決して特別な能力ではなく、「何となく、この場所の空気はイイ感じ♪」とか「なんとなく、この場所は嫌な感じ」とか、私たちが日々感じていることの延長です。

誰でも出来ることですので、少しでも興味を持っていただけたなら実践してみてくださいね(*^^*)