GKというポジションの本質 ~理解する努力~

2020年7月19日

GKというポジションの本質 ~理解する努力~

 

私は、母親に全く理解してもらえず、全てを否定されて育ちました。だから、息子のことは、しっかりと理解をしたいと思っています。

私の息子はゴールキーパーをしています。私は、サッカー自体があまり詳しくなく、ゴールキーパーとは「一人だけ手を使って良い人」というくらいの認識しかありませんでした。

そして、試合を見に行くようになって、驚いたことがありました。

GKに対して、日常的に発せられている言葉は、ネガティブなものがほとんどでした。

「なんで今のボールが捕れなかった?」

「いまの行けたんじゃね?」

「キーパー、何やってんねん!」など、

ネガティブな言葉を浴びせかけられることが、圧倒的に多い。

チームメイトや顧問の先生、更には親からも そんな言葉を浴びせられていることに、モヤッとし違和感を感じました。

私のモットー!「モヤッと」&「違和感」は成長のチャンス! それに、自分の家族のことは、ちゃんと知りたい!

だから、ゴールキーパーって本当はどんなポジションなの?というのを私なりに勉強してみました。

 

 

ゴールキーパーはどんなポジション?

「ゴールキーパーって、どんなポジション?」という私の疑問。

いろいろ勉強をしてみると、ゴールキーパーとは積極的で前向きなポジションだという事を知りました。 シュートを打たれてから動く受け身の姿勢ではなく、自分から前向きに行動を起こす積極的な姿勢こそが、ゴールキーパーの本質だと知りました。

ですから、ゴールキーパーとしてプレーすることで、積極的で前向きな人間になれるんだ!ということです。

ゴールキーパーを選んだ息子に「スゴイね!良かったね!」と初めて思うことができた瞬間です。

ですが、そんな積極的で前向きなポジションであるゴールキーパーに対して、日々発せられている言葉は、やはりネガティブなものが多いです。

でも、ゴールキーパーは、目と口とボディランゲージをフルに活用して、チームメイトとコミュニケーションをとらなければいけない。その行動が、ゴールを守ることにつながり、試合に勝つことにも繋がると思います。

・仲間の名前を呼ぶ

・自分の意見を相手に伝える

・相手と自分の意見をすりあわせる

など、ゴールキーパーのプレーに必要なことは、日常生活や学校生活、社会に出てからも必要とされる「ライフスキル」ばかりです。

それを知ってトレーニングをする子と、そうでない子、きっと違うんじゃないかな、と思います。 息子は、それに気づいているのかなぁ・・・。

 

 

ゴールキーパースクールに行かせる理由

親が言っても聞かない年ごろ(中学3年生)ですから、親じゃない誰かにお願いする他ない!と思ったのが1つ目の理由。

もう一つは、ゴールキーパーはチームの中で少数派です。11人中1人。ゴールキーパーの気持ちをフィールドプレイヤーにわかってもらおうと思っても、なかなか難しいのが現実です。顧問の先生ですら、ゴールキーパーの経験がなければ、理解してはくれません。

でも、ゴールキーパースクールに通えば全員がGKです。一緒に練習する仲間はもちろん、コーチも現役のゴールキーパーだったり、ゴールキーパー経験者です。

普段、チームでネガティブな声をかけられることが多くても、スクールに通うことで、顔を上げて、声を出して、前向きなマインドを身につけて欲しいと思ったからです。

ゴールキーパースクールに通い出してから、部活動でどんなことがあっても、生き生きとした表情で帰ってくるようになりました。このまま、前向きなマインドをしっかりと身につけて欲しいと思います。

そして、自分が選んだゴールキーパーというポジションに、これからも誇りを持って取り組んで欲しいと思います。

 


 

自分の家族のことだもの!ちゃんと理解して、応援団長でありたいと思います(*^^*)

別に、アーダコーダ口出しをする訳ではありませんし、むしろ口出しをしない方が良いと思っています。ですが、きちんと理解することで「行ってらっしゃい」「おかえり」の言葉の波動すら変わると思っています(*^^*)