コロナで「可哀想な3年生」???

コロナで「可哀想な3年生」???

 

コロナの影響で3月~5月の3ヶ月間、学校にも行けず、部活動も出来ず、部活動の引退試合も出来るかどうかわからず・・・。

よく「今年の3年生は可哀想」という声を耳にします。

でも、私はそうは思っていません。なぜなら、この3ヶ月をどう使うかで「可哀想な子」にもなれば「チャンスと捉えて行動した子」にもなるからです。

 

 

ピンチはチャンス!

我が家の息子は、この部活動が出来ない3ヶ月間、適度な運動(ジョギングetc.)はしていましたが、それ以上の激しい運動はしていませんでした。

それには、こんな理由があります。

激しい運動をしすぎると、一般的に身長が伸びにくいと言われています。コロナで部活動が出来ない=エネルギーが余る=身長を伸ばすのにエネルギーを使える!からです。

いつも言いますが、基本的に男の値打ちと身長は無関係です。社会に出たら、むしろ「大きすぎない」方が良いとすら思っています。

ただ、息子はサッカーのゴールキーパーをしているので、どうしても身体の大きさで有利/不利は出てきてしまいます。

だから「運動が出来ない」をピンチととらず、チャンスと捉えて、とにかく食って寝ろ♪で過ごしていると、焦りもないし、この自粛期間を「どれくらい伸びるだろう」ってワクワクしながら過ごせたんです♪

この理論から言うと、今年は身長が伸びる子は多いと思います。ただしそれは、コロナで心が委縮していない子です。

同じ「運動が出来ない中学3年生の運動部の男の子」でも、

・運動が出来ない、学校にも行けない・・・と不安に過ごす

・身長が伸びるぜ!とワクワク過ごす

・ライバルを引き離すチャンス!と、コツコツトレーニングを積む

・受験勉強し放題!と志望校を目指して頑張る

・受験モードに入る前に友達を遊び放題!と全力でのびのび過ごす

のでは、全く違うと思っています。

だから、このコロナで「可哀想な3年生」になるか「チャンスに変えた3年生」になるか、それは、自分たち次第なんです♪

政府のせいじゃない。コロナのせいじゃない。全ての結果は、自分の心と行動次第だよ!

 

 

コロナで見えた日本の「横並び教育」

コロナで色々と出来ないことがありました。逆に、コロナだから出来た事もあるんですけどね♪←それは置いておいて。

今年の3年生は、1学期の部活動がほとんどできておらず、総体も中止。

息子が通う中学校では、

・夏の総体の代替大会で引退

・秋の選手権まで残る

を、個人で選べます。

息子は迷うことなく「俺は、秋まで残る」と決めました。ですが、周りの子は・・・

「皆が残るなら俺も残るし、皆が引退するなら俺も引退する。皆どうする?」とか

「夏期講習あるからオカンに辞めろって言われてるから、俺、夏で引退やから皆で辞めようや」とか

え?ナニコレ??と、驚き呆れました。。

「自分の引退くらい、自分の意思と学力で決めろよ?」と、思うのですが、誰も自分で決められないんですね。。見ていて情けなくなりました。インターナショナルスクールでは見た事がないクソな光景です。。

息子は「俺は一人でも、2年にウザがられても秋の大会まで残る」と全くブレない。

「夏期講習とか受験勉強どうするん?」と行かれても「秋から本気出せば間に合うし、受験勉強は塾に行かなくても出来る」と全くブレない息子。

周りのお母さん達からも「Kくん、全くブレませんね。」と誉められたのか貶されたのか微妙の言われ方をしましたが、私的には「うちの子、自分の事は自分で決められる子です☆」と、口にはしませんが、鼻高々でした(*^^*)

「皆一緒の横並び」と「チームワーク」を履き違えている日本人は本当に多い。

「皆一緒の横並び」では、一見「まとまっている」ように見えますが、絶対に伸びない!ぬるま湯につかって「チームワークごっこ」をしているようにしか、私には見えません。。

「チームワーク」とは、個々に意思を持ち、自分の最善を尽くした上で、相手を理解し、思いやり、補い合うことで、初めて発揮されるものだと思っています。

結局、秋まで残るのは息子一人だけ。それでも「たぶん最初の3日間くらいは寂しいと思うわ~」程度で、全くブレない♪ それに引き換え、夏で引退を決めた子の中には「残れば良かった」とか、「お前ひとりで残って、どうすんねん」とか、決めたあと(秋の大会の登録締め切り後)にまで、ウダウダ言っているそうですね・・・。

「皆一緒」「横並び」な教育を受けていない(受けさせなかった)息子。自分で自分の事を決め、自分を信じて進める子に育ってくれています。本当に良かったと思います。

 


 

「今年の3年生は可哀想」そう思うなら、お好きにどうぞ♪でも、息子と いつもつるんでいる友達は、このコロナを大きなチャンスに変え、ガッチリと掴みました(*^^*)

「可哀想」と思われながら、裏でしたたかにチャンスを掴んでいく。そんな子供たちの姿に、親の方が沢山の事を学びました。

これは、中学3年生だけではなく、大人(仕事)にも共通することです。

どんな環境であれ、どんな状況であれ、それをピンチと取るか、チャンスと取るかは、私たち次第なんです。だから、ただ不安に思うのではなく、世間に流されるのではなく、自分の目で見て、自分の足で立って、肌で感じて、この状況をチャンスに変えて行きましょう♪